体調を崩しやすい暑い夏を前に、悪疫を除去し、無病息災を願って茅の輪(ちのわ)をくぐる神事「夏越祭」が27日、日岡神社(加古川町大野)でおこなわれた。今年は、新型コロナウィルス感染防止の為、福引や催しは中止、参列客も縮小された。直径約2.5メートルの茅の輪はその名の通り茅で作られた輪で、魔よけに効能があるとされる。年末とこの時期に行われる「大祓式」には親子連れや町内の代表者が順番待ちの列をつくり、左回り、右回り、左回りと三度「8」の字を描くようにくぐればけがれをはらい、御利益があるといわれている。マスク姿が目立つ中、「コロナに負けるな!疫病退散!!」の声も聞こえた。


