加古川シティプロモーション映画『36.8℃』
| 映画『36.8℃』上映会-ジョーナカムラさん、安田真奈監督舞台挨拶
加古川市立漕艇センター(同市上荘町井ノ口)前の加古川を舞台に開催された。 参加は事前申込制で、各日150クルーを募集していた。県内外から職場の仲間や各団体で作るチームが声をはりあげ川面を滑走した。
下流から上流に向かって直線約300mのコースを着順で競い、こぎ手4人とかじ取り1人が乗り込む「ナックルフォア」、 初心者向けの「エンジョイ初級」、競技者向けの「オープン」など7部門、最終日は5部門の計70レースが組まれた。 職場が市外という男性参加者は、「実家がこの近くなので懐かしいですね。昔の仲間と会うのが楽しみです。」と サングラス越しに笑い、キャンプ気分で楽しめるのも市民レガッタの魅力のひとつといえる。 ほとばしる汗と風を感じてオールを漕ぐ。清流の贈り物がここにある。(2018.5.3)
| 映画『36.8℃』-安田真奈監督 単独インタビュー
昨年(2017)の夏、11年ぶりの監督・脚本作品となった『36.8℃~サンジュウロクドハチブ~』。 撮影は猛暑の中、連日過密スケジュールで行なわれた。期間中、キラカコは安田 真奈監督にコンタクトをとり 貴重な時間をいただくことができた。今回はその記事を公開する。
■撮影前と後の加古川の印象に変化はありましたか?
「トカイナカ」というキャッチコピーを見たことがありますが、都会と田舎、どちらもよいところをもっているのが、加古川。 しかし、魅力を尋ねても「神戸ほど観光資源がない、姫路のように世界遺産がない」と皆さん控えめ。 でも、暮らしやすく、穏やかでステキな街ですよね。足りないものは何もない。高層ビルくらい。 街とのかかわりは以前、メーカー時代、別府の電器屋さんで、三カ月ほど販売応援で働いていました。1993年。店頭や訪問先でお客様と接する機会があり、 おだやかな方が多い印象でした。 今回はそれ以上に、いったん関係が深まると、とことん応援してくださるアツさも感じました。
■オリジナル脚本は、どのように構想を?
この映画は、「ぼくらのレシピ図鑑」という、地域の食材をからめた青春物語のシリーズ第一弾です。今後は、土地や監督、物語を変えてシリーズ継続予定とのことです。 第一弾の加古川編を、オリジナル脚本で監督しませんか、と言われたのが2017年3月。撮影は同年8月なので、そこから大急ぎで、加古川市役所の方々に、各所ご案内いただいたり、街のイメージ、地域の食をお聞きしたりして、構想しました。 ご当地映画・ドラマでよくあるのは、斜陽産業を若者が復興…とか。いかにも地域PR映画、とならないよう、あくまで「一遍の青春物語に、加古川の良さや、食材や、美味しそうなメニューが織り込まれている」というスタイルにしました。 ちなみに、いくら加古川の魅力を尋ねても皆さん遠慮がち…ということから、主人公の遠慮がちな性格を発想しました。 私自身は小学生の息子が一人いるだけ。高校生とは縁が薄いので、この映画の「高校生応援隊」にもヒアリングしました。友達とどんな喧嘩する?とか、SNSどう使ってる?とか。物語に取り入れています。
■キャスティングについての監督の感想は?
堀田真由さんは、NHKわろてんか で主人公の妹役でブレイク中。なんとセリフミスなし!素晴らしくナチュラルな芝居で、スターになること間違いなしです。 岸本華和さんもイキイキした女優さんで、リアル女子高生の西野凪沙さんも独特の味があり、 三人娘のコントラストが絶妙でした。 ただ、不安だったのは、撮影現場で3人初顔合わせだったので、事前稽古はゼロ。 衣装合わせなどの時に、私が他の人のセリフを読んで、だいたいこんなテンポやでとか、ここはもっとこういってほしいとか、芝居のテンションを合わせておいて、撮影に入りました。 寺脇康文さんはさすがのスター俳優さん。明るく気さくなお父さん像にピッタリ。 渡辺真起子さんは、優しく、でもべたべたしない、絶妙なさじ加減の母親の演技で、グッとくるシーンを作ってくださいました。
■最後に一番ご苦労されたところは?
やはり、過密日程でしょうか。65分と短い作品ですが、撮影はたった6日。移動の多いハードスケジュールに猛暑も加わり、大変でした。 加古川ご当地映画なので、水管橋や別府港、みとろフルーツパークなど、各地で撮影しました。加古川のいろいろな景色が見られて、毎日、新鮮でした。 当作品は「ぼくらのレシピ図鑑」という、土地の食をからめた企画。料理撮影は時間がかかりますし、 もちろん肝心のお芝居も大事です。連日遅くまで、キャスト、スタッフ、加古川のみなさんにはご苦労をおかけしました。
[取材後記] 連日遅くまでの撮影でお疲れのところ、快くお応えくださった安田真奈監督ありがとうございました。加古川の地元で暮らす人たちにとってはあたりまえの場所、あたりまえの風景、あたりまえの時間、 それぞれが描くあたりまえの景色が角度を変えてみた時、スクリーンという鏡は、観客にどのように映ったのだろう。初めて加古川の風景やソールフードを知った人たちは何を感じ、どう見えたのだろう。 あたりまえが、あたりまえでなくなる異空間が劇場。スクリーンの中の“熱”を少しでも感じ取れたら。。それがあなたの36.8℃。キャスト…加古川…ストーリー…(平熱以上だ!!)
7/7sat~13fri:新宿ケイズシネマ 9月:大阪シネヌーヴォ 今秋:神戸元町映画館
| 堀田真由さん(主演)、安田真奈監督イオンシネマ加古川舞台挨拶
映画「36.8℃~サンジュウロクドハチブ~」の完成披露舞台挨拶が、12月2日にイオンシネマ加古川にて開催され、 メガホンを取った安田真奈監督、主人公の堀田真由さんが舞台挨拶をした。
エンドロールが終わり、劇場アナウンスでふたりの登壇が告げられると観客から歓声と拍手が沸き上がった。 本作は、加古川を舞台にひとりの女子高生の揺れ動く青春の心模様が描かれている。挨拶にたった安田監督と 堀田さんからは、夏の炎天下の撮影エピソードや思い出のシーンが語られた。 オーディションで堀田さん(主演)の弟役に選ばれた中井駿君から花束を贈る一幕もあり、駿君は「演技をするのは初めての経験だったけど、撮影は楽しかった」と照れくさそうに笑った。 映画は、観客動員2,000人(11月末現在)を突破し、好調を維持し上映日が延長されている。 (2017.12.2)
| 映画「36.8℃」イオンシネマ加古川で完成披露試写会!
加古川市PR映画『36.8℃』~サンジュウロクドハチブ~の完成披露試写会が イオンシネマ加古川(同市平岡町新在家)であり、メガホンを取った安田真奈監督ら出演者が 映画に対する想いや撮影裏話を語った。
映画は、同市を舞台に進路や恋愛に悩む主人公若菜を軸に、女子高生の揺れ動く青春を描き市民には馴染みの場所や地元の食材が出てくる。 若菜を演じた堀田真由さんは、NHK連続テレビ小説「わろてんか」主人公てんの妹、藤岡りんを好演中!同市のツイッターで堀田真由さんのビデオコメントを紹介している。 市民や地元高校生が参加した映画『36.8℃』は、11月18日(土)〜12月1日(金)まで 同館にて上映。18日と19日は舞台挨拶があり、19日の一部回では安田監督らが舞台あいさつをする。

堀田真由、岸本華和、西野凪沙、安藤瑠一、平井亜門、本間淳志、陣内智則、ジョーナカムラ、北原雅樹、橋詰優子
渡辺真起子、寺脇康文 監督・脚本:安田真奈
企画:加古川シティプロモーション映画制作実行委員会/映画24区 制作・配給:映画24区
お問い合せ:イオンシネマ加古川 TEL.079-420-5510 当日券は一般1,500円
| 映画「36.8℃」ポスター、チラシ東播地域各所で

現在放送中のNHK連続テレビ小説「わろてんか」で、ヒロインの妹役として 出演中の堀田真由さん主演映画「36.8℃ サンジュウロクドハチブ」のポスター、チラシが 加古川市内、東播磨エリアで掲示、配布されている。
この作品は、映画24区が「地域」「食」「高校生」をキーワードに 地域の自治体と組んでつくるオリジナル映画「ぼくらのレシピ図鑑」の映画プロジェクトに同市が参加し、シティプロモーション映画として 制作された。高校生を中心に子供から大人まで多数の市民が参加し、映画製作に協力してきた。キラカコでは、映画制作実行委員会に密着し フォトレポートしてきた。11月12日には、第11回田辺・弁慶映画祭でのプレミア上映が決まっている。翌週18日は、イオンシネマ加古川でいよいよ、初上映となる。
| 「36.8℃-サンジュウロクドハチブ」予告編
予告編 第2弾が公式サイトで公開されています。⇒『36.8℃-サンジュウロクドハチブ』公式サイト